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導入事例

プロジェクトチームを設置。i-Con活用・女性活躍で働き方改革を実現。

齊藤建設株式会社

所在地
北海道函館市
会社規模
51~100名
ウェブサイト
http://saito-co.com/

導入背景

課題

働き方改革や人手不足、熟練オペレーターの担い手対策といった建設業が抱える問題を解決するために、i-Constructionを活用し、それを自社で完結できる体制構築の必要性を感じていた。

効果

i-Constructionプロジェクトチームを設置。「SiTECH 3D」を使用した3次元設計データの作成をはじめ、3次元測量などのi-Constructionに関する一連の業務をプロジェクトチームが担うことで、自社で完結できる体制を構築。発注者からも高い評価を得られた。また、現場未経験の女性の活躍の場を広げることにも繋がった。

i-Constructionプロジェクトチームを設置

当社では、i-Constructionが建設業における働き方改革や人手不足、熟練オペレーターの担い手対策などの問題解決に欠かせないものと判断し、2017年に3名体制のi-Constructionプロジェクトチームを設置しました。
「SiTECH 3D」のようなソフトウェア以外にもICT建機やドローン、レーザースキャナーなど設備投資をしました。i-Constructionは国の指針ですし、プロジェクトチームの設置は、時代の流れに対して会社として先手を打ったという感じです。3次元データの活用で現場が効率化されたことも実感していますし、発注者から高い評価も得られ、総合的にみて効果が感じられますね。(チームリーダー 剱地氏)

チームリーダー 剱地氏 / 藤井氏 / 中村氏

現場未経験の女性をプロジェクトチームに採用

i-Constructionのシステム自体が新しいものなので、初心者でもしっかりした教育を行えば十分に業務が可能と判断し、i-Constructionプロジェクトチームに現場未経験の女性2人を採用しました。
現場未経験での入社だったので、最初は訳が分からなかったですね。平面図・横断図・縦断図の違いから教えていただき、3次元設計データの作成もマニュアルを見ながら実際に「SiTECH 3D」を触って、分からない言葉が出てきたら検索したり、剱地さんに聞いたりというのを繰り返していたら、入社して半年くらいで設計データを作成できるようになりました。私たちは、3次元測量やドローンの操縦、画像解析、出来形評価など施工以外のi-Constrationに関する一連の業務を担っていますが、「SiTECH 3D」を使用する3次元設計データ作成業務と、現場に行って評定点を計測する業務は結構楽しいですね(笑)
i-Constructionの流れは分かってきたんですが、まだ現場全体の流れは分からないので、今後は少しずつ分かるようになっていきたいです。
あと、「SiTECH 3D」で作成したデータを最終的に「SiTECH 3D Studio」に持ってきて編集することがとても多いので、「SiTECH 3D Studio」で作成したデータを別の「SiTECH 3D Studio」のデータにコピーできたり、レイヤーの複写などができるようになったらすごくいいと思います。(チームスタッフ 藤井氏・中村氏)

苦労したからわかる「SiTECH 3D」の良さ

i-Constructionが始まる以前に、かなり時間がかかりましたが、TOPCON ISのスキャン機能で15万点ほどの点群をスキャンした現場があったんですが、当時は「SiTECH 3D」も導入していなかったし、「現場大将」もi-Construction対応ソフトではないので、気の遠くなるような作業で大変苦労しました。ほんと「SiTECH 3D」は神ですね(笑)
現場にもよりますが、一般的な道路の現場だと1日あれば「SiTECH 3D」で3次元設計データを作成できます。i-Construction対象現場以外でも完成モデルとして3次元データ作成しておくと意思疎通や打合せに活用できるので、北海道開発局の現場はすべて作成してます。
「SiTECH 3D」は作成したデータが軽いので共有しやすいんですよ。図面をたくさん取り込んでも全然速度が変わらないので、操作がもたつくこともないですし、それに機能がだんだん充実してきているから使いやすいです。(チームリーダー 剱地氏)

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