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導入事例

建築現場のスマート化を実現!タブレットによる新たな挑戦

三栄建設株式会社

所在地
広島県広島市
会社規模
29名
ウェブサイト
http://www.sanei-h.co.jp/

導入背景

課題
  1. 確認作業は紙図面で行うため、対応に時間がかかることがある
  2. 膨大な枚数の写真を保存し整理するのでPCに負荷がかかって時間を要している
  3. マーカーで黒板に記入、文字間違いなどが発生し取り直すことがある
効果
  1. タブレットで全て確認できるので、現場ですぐに回答できる
  2. 撮影後の仕分けが減り、エクセルに出力するだけで「まとめる」作業が完了
  3. 事前に設定を済ませた電子小黒板を選んで撮影することでミスを防止できた

建築現場のDX化を目指すため、タブレットでの管理を標準化

会社として現場のDX化を推進する方向になり、色々と比較検討した結果、2022年10月に「PRODOUGU LT」を採用しました。導入して約1年が経ち、利用者が増えてきたのでライセンスを追加、現在9ライセンスで現場を運用しています。また、リニューアルした現行版「PRODOUGU」も写真、図面ともに活用しています。
これまで、マンション現場の場合、施工場所と現場事務所が離れている場合が多いので意匠図などの紙図面を全部、施工場所に持って行っていました。「PRODOUGU」を使用するようになってからは、事前に図面を登録することで、タブレットだけを持ち出せば、すべて確認できるようになったので大きな効果を感じています。
CADデータはJW-CAD形式で送られてきますが、こちらも問題なく登録でき、見ることができます。また、タブレット内で施工図などから寸法を確認することができますし、リニューアル後は長さが測れる機能も追加されたので、今後の現場で活用していきたいと思います。
現場では職人さんから急遽、確認が入ることが頻繁にあります。以前は紙図面で探していましたが、今はその場で「PRODOUGU」の図面を開けば回答できます。逆に今まではどう対応していたのか・・・と考えてしまうくらいです。基本的には、紙図面は常に持ち歩いていましたし、図面の置き忘れで階をまたいで移動することもありました。タブレットだと首にかけているのでそのようなことも防止できます。

現場にいながらタブレットで図面確認
現場にいながらタブレットで全ての図面が確認できるようになった
これまで現場に持ち出していた付箋付きの意匠図
これまで現場に持ち出していた付箋付きの意匠図

こちらの現場はほぼ完了しましたが、4,000~5,000枚ほど「PRODOUGU」で写真を撮影しました。以前は、エクセルに一枚ずつの貼付けや、他社製品を使用して写真整理を行っていましたが、枚数が増えるとPCが遅くなるなど、かなりの時間を要していました。
現在は、撮影することでほぼ作業は完了しているので時間を大幅に短縮でき、効果が得られていると感じています。最近のリニューアルで、写真の移動などが自由に出来るようになったと聞いていて、次回の現場からは、撮る順番を気にすることなく撮影できると思います。
また、これまではデータをハードに保存してきましたが、「PRODOUGU」はデータがクラウド保存されるので、万が一ハードが破損しても、データが守られているところも安心できますね。

次の現場では、他の機能も使用していく(左から、山田さん 佐藤さん)

黒板記入が大幅に改善、電子小黒板をフォルダごとにセット

現在施工中の現場は、工期が再来年3月で13階建ての分譲マンションになります。現在は基礎の前準備の段階です。「PRODOUGU」での管理はこの現場が初めてで、2か月くらい前から使用しています。前の現場が始まった時はまだ導入していなかったので、完了するまではデジカメで撮影していました。図面は、当時タブレットがありませんでしたので、現場にPCを持って行って確認をしていました。
「PRODOUGU」を使用するようになって一番変わったのは写真だと思います。『まとめる』という点で非常に使いやすいです。黒板は以前、ペンで書いていましたが現在行っている基礎の段階だと、外での撮影が殆どです。少し雨が降ったりして濡れてしまうと使えなくなっていましたが、電子小黒板になってからは気にすることが無くなりました。

タブレットの撮影に変わったことで天候に左右されることがなくなった

写真の整理も少し使えば慣れてきましたし、随分と早くなったと思います。以前は、日付ごとに取り込もうとしたらPC側での設定が大変でした。その点、「PRODOUGU」はアルバムの出力時に工事や日付で絞り込みができるので、まとめやすくなりました。これから配筋などで写真が増えてきますので更に効率化できると思います。
また、電子小黒板の設定は、着工直前より早めに行っておいた方が段取りも組みやすくなりますので、事前に済ませています。黒板もフォルダごとに整理できますので撮影時に探しやすくなりました。建築現場の場合、部屋番号や鉄筋情報などを細かく書くことが多いので、これまで一番多かったのは文字の書き間違いですが、先に設定しておくことでミスや撮り直しが減りました。

フォルダごとに黒板をセット
フォルダごとに黒板をセット、選択して撮影することでミスが防げる

私の場合、図面は確認用として「PRODOUGU」を使用し、重要なものだけはラミネート加工したものを持って出ていますので、そちらと併用しています。画面上でいくらでも拡大できますし、元データはJW-CADですがストレスなく動作しています。
まだ工事が始まったばかりですが、これから配筋などが出てくると図面上で長さを測ったりすることが増えてくると思います。
現場は「PRODOUGU」により、効率化ができているので施工中に責任者がPCで確認できる体制が整ってくると、出力して紙で確認してもらうことが減っていくのかなと思います。

タブレットでの操作も直感的で分かりやすい(松本さん)

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