導入事例
クラウド管理で竣工現場を可視化、
見ることへの意識改革に成功!
株式会社三幸工務店
- 所在地
- 岡山県岡山市
- 会社規模
- 133名(グループ会社含む)
- ウェブサイト
- https://sanko-cothax.jp/
サービス活用背景
- 過去の工事データはサーバーへ保存、万が一の対策が問題になっていた
- 撮影した写真は会社に戻ってチェックしていたため、ミスが発生しやすかった
- 写真の撮り方が分からない時は、他の現場に出向いて確認していた
- クラウド化することで、ハードに依存せず安心してデータを残せる環境になった
- 撮影時に、チェックができるので未然にミスを防げるようになった
- クラウドに工事ごとのデータがあるので、どこにいても調べることができる
撮影と整理だけでなく更なる有効的な運用を検討
当社は、これまで他社製品を使用していましたが、使いやすさと社内で同じシステムに統一できるという理由から、2016年に「写管屋」を含めたデキスパートシリーズを導入しました。
近年、電子小黒板の使用が認められたこともあり、写管屋との連動性を重視したうえで「SiteBox」を採用しました。また、会社からPanasonic社製「TOUGHBOOK FZ-A3」を1人1台支給してもらっているので、写真の撮影だけでなく、何か一歩進んだ運用方法がないか検討していました。
「写管屋クラウド」はクラウド上に工事を作成することにより、アカウントがあれば誰でも閲覧できますし、他の現場の情報も確認することができます。その仕組みがうまくハマるのではと考え採用しました。現在では、「写管屋クラウド」は「SiteBox」と同じライセンス数を所有し活用しています。
「SiteBox」⇒「写管屋クラウド」をルール化することで出来形まで一元管理
「SiteBox」での撮影時に出来形管理も同時に行えますので、「写管屋クラウド」内で一連の作業と確認が行えます。以前は、規格値が分からなくなり、写真を撮って帰ってから規格値割れが発覚することもありました。しかし今では、事前に設定しておくことでその場で規格値の確認ができますし、規格値割れの数値だと赤色で表示されるので未然に防げる対策もできています。このような機能は他社製品にもないことから、一歩先の技術でミスを防げる管理が行えていると思います。
「写管屋クラウド」を標準化することで様々な情報を可視化
様々な運用方法があると思いますが当社の場合、写真を整理する人を固定で決めています。情報が交錯することを回避するため、複数人で同時に整理をすることは今のところ行っていません。もちろん写真撮影自体は皆で行いますし、写真はKSデータバンクにアップロードされていきます。そのデータを「写管屋クラウド」で使用し、社内で共有できる状況を作っています。これにより、現場を把握している人が遠隔地から写真の整理を行うことができます。遠隔から行えるメリットとしては、もし撮影した人が間違えて違うツリーに仕分していても修正できますし、探したい写真がどの工事であり、どの工種か分かっているのですぐに見つけ出せます。さらに必要な写真があればいつでもダウンロードできますし、常に最新の状況を皆で共有できています。現場の撮影写真から、工事の進捗も把握できる。そこに「写管屋クラウド」の価値を感じています。
また、完了した工事は竣工に移しておくことで、過去の工事として閲覧する仕組みを構築しています。
過去のデータを残すことで若手技術者の手本に
これまで若い技術者は写真をどう撮影するのか、経験が少ないので似たような現場に出向いて写真を見せてもらったりしていました。鉄筋の写真など、どうやって撮影しているか実際に見に行って情報を得るしかありませんでした。しかし、今では経験したことのない工事などで撮影方法が分からなくても、「写管屋クラウド」内の竣工した工事の中からいつでも調べることができるので非常に助かっています。実際の現場データが若手育成に役立っている一例だと感じています。過去の工事を残していくと当然クラウドの容量が必要になってきますが、そこは惜しまず増設しています。
現場にデータを残しておくと、万が一の時取り返しがつかなくなってしまいます。ハードより今はクラウドの時代、そこに残していくことで安心につながります。
現在、写真はクラウドを利用することにより管理、確認、共有ができる仕組みが整いましたが、他のデータに関しても運用ができるよう会社として取り組んできたいと思います。