施工管理アプリおすすめ7選|導入のメリットや選び方のポイントも解説

施工管理アプリおすすめ7選|導入のメリットや選び方のポイントも解説

2023/11/08

2024/11/06

建築

建設業界では、近年IoT化の動きが進んでいます。
クライアントとの打ち合わせがオフラインになったり、やり取りする書類が電子化したりと変化を感じている人もいるのではないでしょうか。

自社でもIoT化を進めたいと考えている人は、施工管理アプリの導入を検討してみてください。
施工管理アプリとは、工事現場の施工管理業務に関わる工程管理や予算管理、写真の保管など幅広い業務をデジタル化することができるツールです。

今回は、施工管理アプリを導入するメリットや選ぶ際の注意点、おすすめの施工管理アプリを紹介します。

建設業界におけるIoT化の現状

国土交通省の取り組みである「i-Construction」の推進により建設業界でもIoT化が進んでいます。

現場にセンサーを設置し、作業の進捗をリアルタイムで把握する取り組みや、ドローンを活用した測量や点検作業をする企業が増えてきました。

施工管理においても、タブレットやスマートフォンを活用した情報共有が主流になりつつあり、紙の図面や報告書は、デジタルデータに置き換わっています。
また、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入も進んでいて、3Dモデルを活用し、設計から施工、維持管理までの一貫した情報管理が可能になりました。

このようなIoT化の流れの中で、施工管理アプリの重要性が高まっています。
アプリを活用すれば、現場の情報をリアルタイムで把握し、効率的な管理が可能になります。

施工管理アプリ導入で解決できる4つの課題

建設業でIoT化が推進されている理由の一つに、IoT化が建設業界の抱える課題解決に役立つと期待されている点が挙げられます。
ここでは、施工管理アプリが効果を発揮する以下の4つの課題を紹介します。

それぞれ詳しく説明します。

情報共有の遅延を解消

建設現場での情報共有の遅延は、工期の遅れや品質低下の主な原因となります。
従来の紙ベースやメールでのやりとりでは、重要な情報が関係者全員に迅速に伝わりにくい問題がありました。

施工管理アプリを導入すれば、この課題を効果的に解決できます。
例えば、現場で発生した問題をアプリ上で即座に共有すれば、事務所や協力会社と瞬時に情報を共有できます。図面の変更や作業指示の更新も、アプリを通じてリアルタイムで全員に通知されるため、情報の行き違いによる作業ミスが削減できるでしょう。

施工管理アプリの導入は、スムーズな現場運営を可能にし、工期短縮や作業負担軽減につながります。

書類作成の作業負担軽減

建設現場では、日報や工程表、安全チェックリストなど、多くの書類作成が求められます。それぞれの作業は時間がかかり、作業員の大きな負担となっています。

施工管理アプリを導入すれば、書類作成の作業負担を大幅に軽減できます。
施工管理アプリの機能には、日報や工程表の作成機能が備わっているからです。
例えば、日報作成機能を使えば、現場でタブレットに入力するだけで自動的に報告書が作成されます。テンプレート機能を活用すれば、繰り返し使用する書類も簡単に作成することができ、写真や図面をアプリ内で管理すれば、必要な情報をすぐに取り出し、書類に添付するのに時間もかかりません。

施工管理アプリの各書類作成機能を使えば、従来の紙ベースの書類作成よりも手間や時間の削減につながるでしょう。

コスト管理の透明化

建設プロジェクトでは、コスト管理の不透明性が一つの課題です。
従来の方法では、リアルタイムでの費用把握が難しく、予算超過のリスクがありました。

施工管理アプリを導入すれば、コスト把握がしやすくなります。
施工管理アプリでは、情報をリアルタイムで共有できるため、資材管理が適切にできるようになるからです。
例えば、材料費や労務費をアプリに入力すれば、即座に総コストが計算されます。また、予算との比較も自動で行われ、差異が一目で分かります。グラフや図表を用いた視覚的な表示により、コストの推移や内訳を簡単に理解できるため、問題のある箇所を早期に発見しやすくなるでしょう。

コスト管理がしやすくなれば、全体の収益性を把握した上での、発注ができるため、安定した運営がしやすくなります。

品質管理の標準化

建設プロジェクトでの、品質管理の標準化は大切な問題です。
会社の信頼にも大きく関わってくるからです。従来の方法では、個人の経験や判断に頼ることが多く、品質にばらつきが生じる可能性がありました。

施工管理アプリを導入すれば、品質管理のプロセスが統一できるため、客観的に品質管理できるようになります。
例えば、チェックリストをアプリ内に組み込むことで、誰が確認しても同じ基準で品質をチェックできます。写真や動画を活用した記録機能を使用すれば、施工状況を詳細に残せるため、品質の確認もしやすくなるでしょう。

問題が発生した場合も、写真や動画が残っているため、後からの確認や問題発生時の原因究明が簡単になります。アプリ内に蓄積されたデータを分析して、品質向上のための改善点を見出すことも可能です。

施工管理アプリを活用すれば、品質管理がしやすくなり、品質の標準化に役立てられます。

施工管理アプリを導入するメリット

建設業界の働き方改革をスムーズに進める方法として、施工管理アプリの導入は効果的です。
なぜなら施工管理アプリを導入すれば以下のメリットがあるからです。

それぞれ詳しく解説します。

業務効率化につながる

施工管理アプリを利用すれば、工事の進行状況をリアルタイムで把握することが可能です。
従来の紙ベースの管理からデジタル化することで、情報の共有がスムーズに行われ、業務効率化につながるでしょう。

また作業指示書や進捗状況の記録がデジタルで管理されることで、情報の検索や共有が容易になり、リモートワークなどの幅広い働き方の選択肢が広がるかもしれません。

工事の品質管理やトラブル防止に役立つ

施工管理アプリは、品質管理やトラブル防止の証拠としても役立ちます。
なぜなら工程や仕様の遵守状況をリアルタイムでモニタリングする、書類をデータで管理することで、問題が発生した際に迅速な対応が可能だからです。

さらに見積もりの作成や納品書の作成に関しても、データ管理がアプリ上でできていれば書類の作成の業務にも役立つでしょう。

残業時間を削減できる

施工管理アプリを利用すれば、残業時間を削減できます。
作業計画やスケジュールを自動的に最適化して作業員の効率的な配置をサポートすれば、業務全体の効率化が実現し、アナログで管理する時と比べて業務時間を削減できるでしょう。

残業時間を減らすことで、作業員の健康と生産性の向上につながり、さらに別の業務にリソースを割けるようになるかもしれません。

施工管理アプリの主な機能を
7つに分けて解説

施工管理アプリによって、搭載されている機能は異なります。
自社に合った施工管理アプリを選ぶには、そもそもどんな機能があるかを知っておくことが重要です。
ここからは、施工管理アプリの主な機能を7つに分けて解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

日報の作成・共有

従来の日報は、紙媒体で作成していたため、管理や確認に時間がかかるというデメリットがありました。
施工管理アプリによって、データで日報を作成できるようになれば、わざわざオフィスに戻って日報を作成する手間や、他の作業員の日報を集めて確認する手間がなくなります。

作業量や作業時間を別のデータと連携すれば、作業員ごとの業務量を可視化することも可能です。

日報作成を施工管理アプリで管理して、残業時間の解消や作業員の業務量の把握に役立てましょう。

工程表の作成・共有

施工管理者は、工事のスケジュールを逆算して、1日ごとの工程表やスケジュールを作成する必要があります。

紙媒体での工程表の作成は、トラブルが発生した際の調整が難しく、変更が発生した際の全体への共有が遅れるデメリットがあります。

施工管理アプリで工程表の作成や共有ができるようになれば、天候不良や資材の到着の遅延などで作業がずれ込んだ際も、すぐに全体に連絡ができるでしょう。

工程表の修正も全体の仕事の進み具合に合わせて調整ができるため、工事を止めて全体に連絡する手間も省けます。

施工管理者の工程表作成業務を削減して、残業時間を無くしたい会社にとって必須の機能といえるでしょう。

工事写真の撮影・管理

施工管理アプリは、作業員全員のスマホやタブレットにダウンロードして、カメラ機能を使った工事写真の撮影や管理ができます。

施工管理を利用せず工事写真を撮影する際に必要な道具は以下のとおりです。

  • デジタルカメラ
  • 工事情報を記載する工事黒板
  • 文字を書くためのチョーク
  • 黒板を持つ作業員

施工管理アプリに電子小黒板の機能が入っていれば、工事写真の撮影は上記の道具は不要で、スマホ1台と作業員1人で対応できます。

工事写真は工事中に何度も撮影する必要があるため、必要人員と道具が減れば、その分作業の効率化につながります。

さらに、施工管理アプリ内で管理している撮影データは、いつでもすぐに取り出せるため、書類作成時にも重宝するでしょう。

勤怠管理

従来の勤怠管理の主流はタイムカードを使った打刻方法です。

紙を使ったタイムカードの場合、作業員によっては打刻を忘れていたり、残業による申告が必要だったりと事務的な修正が多く、手間がかかっていました。
さらに、勤怠時間を集計する際に人為的なミスが発生することもあり、データの管理や修正が面倒というデメリットになっています。

施工管理アプリで勤怠管理ができるようになれば、記入漏れやデータ入力のミスを防げるでしょう。

2024年4月からは建設業でも働き方改革関連法が施行され、時間外労働に関する制限が厳しくなります。
法改正に伴う労働時間の管理を徹底したい会社にとって重要な機能の一つといえるでしょう。

チャット機能

工事現場は複数の場所で進められているため、現場間の連絡には電話や直接移動する手段が必要です。
特に施工管理者は複数の現場を請け負っていることもあるため、片方の現場にいる時に別の現場の連絡を受けてもすぐに対応するのは難しい場合がほとんどです。
施工管理アプリにチャット機能が備わっていれば、文字だけでなく、写真や動画、通話機能を駆使して細かく状況を伝えられるでしょう。

現場ごとや作業工程ごとの作業員、施工管理者と連携をとりながらスムーズに作業を進めたい人には重宝されるツールの一つです。

営業管理

建設会社に限らず、営業管理のデータをまとめられる機能は業務効率化には必須といえるでしょう。

現在の案件を過去の案件と比較したい場合、カテゴリやキーワードで検索するだけで過去の情報を取り出せる機能があれば、新規の営業や担当者との連絡にも役立ちます。

過去のデータを連携したりまとめておくことも可能なため、担当者が変わる際も、引き継ぎ作業がスムーズに進むでしょう。

業務効率化だけでなく、事業の拡大や業績アップに役立てたい企業におすすめの機能です。

原価管理

原価管理を効率化するには、BIMやCIMなどの3次元モデルを導入したシステムの連携がおすすめです。

施工管理アプリで、BIMやCIMのデータを連携できるようになれば、施工管理の業務の一つである原価管理も効率化できるでしょう。

従来の紙媒体での管理と比べると、人為的なミスやデータが消えるといったトラブルも防げるため、予算管理を徹底したい会社におすすめの機能です。

施工管理アプリの特徴を
3つのタイプで比較

ここからは、施工管理アプリの特徴を3つのタイプに分けて解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

特定の業務に特化した施工管理アプリ

会社の課題として、特定の業務の効率化を目指したいという目的がある人は、特定の業務に特化した施工管理アプリを選ぶのがおすすめです。

たとえば、工事写真の撮影・管理に特化したアプリを求める人はPhotoructionという施工管理アプリがおすすめです。

特定の業務に特化したアプリのメリットは、機能が限られている分、費用が抑えられる点です。
ただ、導入後に別の業務も効率化したい、という要望が広がっていくのであれば、全体業務を網羅している施工管理アプリの方が向いている可能性もあります。

導入前に、自社に必要な機能は何かを分析し、使い勝手の良いアプリを選ぶのがおすすめです。

建設業全体の業務に使える施工管理アプリ

業務全体のDX化を進めたいと考えている建設業の会社におすすめなのは、複数の業務の効率化を網羅している施工管理アプリです。

建設業全体の業務に使える施工管理アプリは、施工管理業務や事務作業、営業業務などの幅広い作業を効率化できます。

たとえばPRODOUGU(プロドウグ)を活用した場合、効率化できる主な機能は以下のとおりです。

  • 工事写真の撮影・管理
  • CAD図面の取り込み
  • 図面の計測
  • 資料へのメモ書き

施工管理者はもちろん、作業員や事務員、設計者も利用する業務が効率化できるため、会社全体の業務効率化が実現します。

アプリによって細かい機能が異なる可能性もあるため、複数のアプリを比較して検討しましょう。

無料で利用できる施工管理アプリ

できるだけ予算をかけずに業務効率化やDX化を進めたい会社は、無料で利用できる施工管理アプリを探すのがおすすめです。

無料で利用できるアプリのメリットは、予算を抑えられる点です。
ただ、無料で利用できる人数や機能の制限があることも多く、実際に導入しても大した業務効率化につながらないリスクもあります。

利用する中で、機能ごとに費用が追加でかかる可能性もあるため、無料だからといって安易に契約を進めないように注意してください。

おすすめ施工管理アプリ7選

ここからは建設会社に導入すべき施工管理アプリを7つ紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

PRODOUGU(プロドウグ)

PRODOUGUは、株式会社建設システム(KENTEM)が提供する、直感的な操作と豊富な機能を備えた施工管理アプリです。

PRODOUGUの魅力は施工管理アプリを複数の作業員で管理することで、リアルタイムで現場情報を共有しながら作業が進められる点です。
特に電子小黒板の管理や写真出力を活用すれば、書類作成の手間を省けるでしょう。

アプリ名 PRODOUGU(プロドウグ)
主な機能 ・電子小黒板の撮影・管理
・CAD図面の取り込み
・図面の計測機能
・アルバム出力
・撮影箇所ごとの黒板管理
料金 初期費用:33,000円(税込)
クラウドアプリ(cloud 100GB/年):66,000円(税込)
モバイルアプリ(1ライセンス/年):39,600円(税込)
動作環境 ・Web
・iOS
無料トライアル 製品デモ依頼が可能
運営会社 株式会社建設システム(KENTEM)
引用:PRODOUGU

KANNA(カンナ)

KANNAは株式会社アルダグラムが提供する、工事現場のリアルタイム管理を可能にする施工管理アプリです。

チャット機能を活用することで、工事現場の状況を把握しながら作業を進められます。
チャット機能と案件ボード機能を組み合わせると、工程管理の抜けや漏れを防げるでしょう。

アプリ名 KANNA(カンナ)
主な機能 ・複数の現場の案件ボード管理
・現場写真のリアルタイム共有
・報告書作成
・チャット機能
料金 初期費用:0円
ライト・ベーシック・エンタープライズの3種類のプラン
要問い合わせ
動作環境 ・Web
・iOS
・Android
無料トライアル 無料プランあり
運営会社 株式会社アルダグラム
引用:KANNA

ダンドリワーク

ダンドリワークは株式会社ダンドリワークが提供する、簡潔なデザインと使いやすさが特長の施工管理アプリです。

見積書や工程表、請求書までの全てのデータが一つのアプリに保管されていることで、確認作業を容易にし、施工管理業務をスムーズに進めてくれます。
誰でも直感的に使える画面デザインは、アプリの導入に不安のある作業員にもぴったりです。

アプリ名 ダンドリワーク
主な機能 ・現場情報の一元管理
・画像書き込み機能
・現場コメント機能
・受発注
・工程表管理
料金 初期費用:20万円~
月額利用料:19,800円/月~
動作環境 -
無料トライアル なし
運営会社 株式会社ダンドリワーク
引用:ダンドリワーク

Kizuku(キズク)

Kizukuはコムテックス株式会社が提供する、工事現場のコミュニケーションの円滑化に特化した施工管理アプリです。

現場単位でのチャット機能を活用すれば、離れた場所で作業する職人同士でも、意思疎通を図りながら作業を進められます。
さらに入退場管理によって各作業員を把握すれば、工程管理がしやすくなるでしょう。

アプリ名 Kizuku(キズク)
主な機能 ・現場単位でのチャット機能
・工程表管理
・写真保存
・入退場管理
・報告書作成(オプション)
料金 初期費用:110,000円
月額費用:
<プロプラン30>22,000円(30アカウントまで)
<プロプラン50>33,000円(50アカウントまで)
動作環境 ・Web
・iOS
・Android
無料トライアル なし
運営会社 コムテックス株式会社
引用:Kizuku

Photoruction(フォトラクション)

Photoructionは株式会社フォトラクションが提供する、写真やデータの管理に特化した施工管理アプリです。

電子小黒板や工事写真の管理はもちろん、BIMデータの閲覧にも対応しており、建設会社の営業ツールとしても活用できます。
複数の元請会社からの工事情報を一つのアプリで対応できるため、確認作業が短縮できるでしょう。

アプリ名 Photoruction(フォトラクション)
主な機能 ・工事写真
・電子小黒板
・図面のバージョン管理
・工程表のリアルタイム共有
・Excel・PDF 出力
・URLを使ったデータ共有
・ストレージ連携(オプション)
料金 初期費用:0円
利用者数に応じた月額料金を見積もりにて提示
動作環境 ・Web
・iOS
・Android
無料トライアル 30日間無料体験
運営会社 株式会社フォトラクション
引用:Photoruction

Spider Plus(スパイダープラス)

Spider Plusは、施工管理業務を始めとした幅広い業務の効率化に対応する施工管理アプリです。

基本機能の図面管理や写真管理、帳票作成機能は主に施工管理者の業務効率化に特化しているといえるでしょう。
さらにSpider Plusは検査の測定値の記録や進捗管理など、会社に必要な機能を組み合わせることが可能です。
自社にあった機能を選びたい人におすすめです。

アプリ名 Spider Plus(スパイダープラス)
主な機能 ・図面管理
・写真管理・電子小黒板
・資料閲覧
・帳票作成
料金 要問い合わせ
動作環境 ・Web
・iOS
・Android
無料トライアル なし
運営会社 スパイダープラス株式会社
引用:Spider Plus

クラフタ

クラフタは、現場での連絡手段の効率化に特化した施工管理アプリです。
連絡アプリのLINEと同じ機能で、作業員同士の連絡をサポートするだけでなく、メッセージで送付した写真の管理も徹底しています。
さらに現場ごとのデータを一元管理できるため、工事情報を離れた場所から確認することも可能です。

豊富な機能が揃っていながら、利用料が無料という点も嬉しいポイントです。
予算が少ないけれど、まずはDX化を進めたいと思っている会社におすすめの施工管理アプリの一つです。

アプリ名 クラフタ
主な機能 ・メッセージ機能
・現場写真の自動格納
・施工情報の一元管理
料金 無料
動作環境 ・Web
・iOS
・Android
無料トライアル なし
運営会社 株式会社グローバ(Growba,Inc.)
引用:クラフタ

最適な施工管理アプリの選び方

施工管理アプリの導入により、課題解決に役立つかもと施工管理アプリの導入を検討する方も少なくないでしょう。

とはいえ、施工管理アプリといっても、たくさんのアプリが存在します。
「いったいどのアプリを導入すればいいのか」と判断に迷う方もいるかもしれません。

ここでは、最適な施工管理アプリの選び方を4つのポイントで説明します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

会社の規模

会社の規模は施工管理アプリを選ぶ上で必要な要素です。
大企業向けのアプリは、多数のプロジェクトや大規模な現場を管理する機能が充実しています。一方、中小企業向けのアプリは、使いやすさとコストパフォーマンスに優れています。
従業員数や年間の工事件数を考慮し、適切なスケールのアプリを選びましょう。

規模別におすすめの特徴には、以下のような項目が挙げられます。

大企業向け 中小企業向け
  • 複数プロジェクトの同時管理
  • 詳細な権限設定
  • 高度な分析機能
  • シンプルで直感的な操作性
  • 必要最小限の機能
  • 導入コストの抑制

会社の成長に合わせてスケールアップできるアプリを選ぶことも大切です。
将来的な拡張性を考慮し、長期的な視点で選択するようにしましょう。

自社の課題

施工管理アプリを選ぶ際は、自社の課題を明確にする必要があります。
現状の業務フローを分析し、改善が必要な点を洗い出しましょう。

例えば、工程管理の効率化や原価管理の精度向上など、具体的な課題を特定します。課題が特定できれば、必要なアプリを選びやすくなるでしょう。

課題に応じたアプリの選び方の具体例は、以下のようなものが挙げられます。

課題内容 選ぶポイント
情報共有が課題 リアルタイムでデータを共有できる機能を重視
進捗管理が課題 ガントチャートなどの視覚的な管理ツールを
搭載したアプリを検討
労務管理が課題 勤怠管理や作業記録機能が充実したアプリを選択

自社の課題に合わせてアプリを選べば、導入効果を最大化できます。優先順位を付けて課題を特定し、必要なアプリを選定してください。

既存システムとの連携

施工管理アプリを選ぶ際は、既存システムとの連携も考慮してください。
スムーズな業務移行と効率化のため、現在使用中のソフトウェアやツールとの互換性を確認しましょう。

多くの施工管理アプリはAPI連携やデータのインポート・エクスポート機能を提供しているため、既存のデータを新しいアプリに移行できます。
ただし、既存システムとは連携できない場合もあるため注意が必要です。導入してから、連携できなかったため、個別の管理が必要となると、作業の手間が増えてしまう場合もあるからです。

連携を検討すべき主なシステムには、以下のようなものが挙げられます。

  • 会計ソフト
  • 人事管理システム
  • CADソフトウェア
  • 顧客管理ツール

既存システムとの連携がスムーズなアプリを選ぶことで、導入後の混乱を最小限に抑えられます。また、将来的なシステム拡張も視野に入れ、柔軟性の高いアプリを選択すると良いでしょう。

使いやすい操作性

施工管理アプリを選択する際は、操作性も確認してください。
操作が複雑で、作業員が操作の習得に時間がかかっては、逆に作業時間が増えてしまう可能性があるからです。直感的なインターフェースと簡単な操作方法が、スムーズな導入と日々の業務効率化につながります。

現場での利用を考慮し、タッチ操作に対応したモバイルフレンドリーなデザインも必要です。カスタマイズ性の高いアプリを選べば、自社の業務フローに合わせることも可能です。

使いやすい操作性のポイントの主なポイントは、以下のとおりです。

  • シンプルで見やすい画面設計
  • 必要な情報へのアクセスの容易さ
  • データ入力の簡素化

使いやすさを重視したアプリを選ぶことで、従業員の負担を軽減し、アプリの活用度を高められます。
実際に操作感を確認できるデモや無料トライアル版の利用をおすすめします。

コストパフォーマンスの検討

施工管理アプリのコストパフォーマンスを検討する際は、総合的な視点が必要です。
初期費用や月額料金だけではなく、長期的な運用コストも考慮しましょう。機能と価格のバランスを見極め、自社の規模や業務内容に適したアプリを選びます。

コストには以下のような項目があります。

主なコスト 追加コスト
  • 初期導入費用
  • 月額・年間利用料
  • カスタマイズ費用
  • 従業員トレーニング費用
  • データ移行費用
  • サポート費用

多くのアプリで無料トライアル期間が設けられています。この機会を活用し、実際の使用感や効果を確認すると良いでしょう。

導入後の業務効率化や生産性向上による利益も考慮し、総合的に判断しましょう。コストパフォーマンスの高いアプリを選べば、長期的な経費削減につながります。

施工管理アプリを導入する際の注意点

どのアプリを利用するかを決める前に、以下の注意点を確認してください。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アプリで効率化したい業務は何かを明確にする

施工管理アプリを選ぶ前に、どの業務を効率化したいかを明確にすることが重要です。

施工管理業務は多岐にわたり、スケジュール管理や品質管理など、さまざまな側面があります。
自社のどの業務を効率化するかを決めれば、該当機能に特化して最適なアプリを選べるでしょう。

作業現場のシステムと連携できるかを確認する

施工現場では、さまざまなシステムや機器が利用されています。
施工管理アプリを選ぶ際は、アプリが既存のシステムと連携できるか、データの共有や取り込みがスムーズに行えるかを確認することが必要です。
導入後に利用できなかったというトラブルを防ぐためにも、事前に問い合わせて確認することがおすすめです。

操作性の高さや使いやすさを事前に試す

施工管理アプリは、現場で利用しやすいものでなければ意味がありません。
アプリの操作性や使いやすさは、効率化に直結するからです。

直感的に使えるアプリを選ぶことで、現場の職人やクライアントを含めアプリを活用できるようになり、業務効率化につながるでしょう。
事前にデモを受ける、もしくは無料トライアルを利用して、実際の操作感を確かめることがおすすめです。

まとめ

今回は建設会社や土木工事会社で導入すべきおすすめ施工管理アプリを紹介しました。

施工管理アプリは無料のものから有料のもの、利用人数に応じた課金形式のものまでさまざまです。
利用できる機能も工事現場に特化したものか、事務処理に特化したものかによって違うため、自分の会社に求められている効率化項目は何かを把握してから選ぶ必要があるでしょう。

ツールとの相性もあるため、アプリを導入する前には必ずトライアルやツールのデモを利用するのがおすすめです。

今回紹介した施工管理アプリの中でも株式会社建設システム(KENTEM) が提供する「PRODOUGU」 は、建設業に必要な業務効率化ポイントを押さえた機能が充実しています。

さらに契約前に問い合わせをすることで、アプリのデモを利用できたり、購入時に利用できる補助金の相談も可能です。

ご興味のある方は、ぜひ以下から資料をダウンロードしてください。

  • AutoCADは、米国Autodesk, Inc.の商標または登録商標です。
  • その他の社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

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