iPadで図面管理できる?図面管理の役割やデータ化のメリット、アプリの選び方まで徹底解説
2023/09/14
図面は、工事を進めるための設計図の役割を果たします。
今までは図面を紙で管理していましたが、働き方改革の推進によりデータでの管理を求められています。
図面をデータ管理する際におすすめなのは、iPadなどのタブレット端末で共有できるようにする方法です。
今回は、iPadで図面管理するメリットやおすすめの理由、注意点やおすすめツールを紹介します。
図面管理の方法を探している人やアプリを使った図面管理をしたい人は、ぜひ参考にしてください。
建設業界における図面の役割や重要性とは
そもそも建設業界において、図面はどんな役割を果たすのでしょうか。
図面の役割や重要性は下記の3点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
施工時の指示書として利用する
図面は建物を施工する際の指示書の役割を果たします。
建設現場では、図面がすべての作業の原点です。
たとえば施工管理者は、図面をもとに工程スケジュールを組み、施工図を作成します。
施工図をもとに作業を進める場合も、細かい情報を確認する際に図面を参照しなければいけません。
図面の情報が間違っていれば、施工後のトラブルが発生するリスクがあるため、設計士や施工管理者の作成する図面や施工図は建設における軸といえるでしょう。
資材や部品の発注のデータとして活用する
図面には、施工に必要な資材や部品の情報が細かく記載されています。
そのため、施工管理者が資材を発注する場合、図面に記載されている情報を利用することがほとんどです。
資材や部品の発注と在庫管理に役立つため、図面のデータは業者や発注担当者に共有されることもあります。
データ化によって図面情報から資材情報をすぐに取り出せるようになれば、資材発注作業が効率化できるでしょう。
施工の証拠を残す
図面は施工が完了した後の証拠になります。
なぜなら設計が完了した後、複数の設計士によって内容を承認され、作成者や検図者、承認者の印鑑が押されているからです。
部品の発注や施工作業も、図面に記載されている情報どおりに行われるため、納品前のチェックで部品内容と図面情報の確認が行われます。
図面と内容が一致すれば、納品完了となるため、施工を図面どおりに行ったという証拠として機能しているといえるでしょう。
iPadを利用した図面管理がおすすめの理由
従来であれば、図面は紙で管理されていましたが、業務効率化を進めたい場合はデータでの管理がおすすめです。
さらに、働き方改革で作業員の業務量を減らしたい場合は、iPadなどのタブレット端末でデータを共有できるようにしましょう。
ここでは、iPadで使えるアプリを利用した図面管理がおすすめの理由を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
データにまとめると作業効率が上がるから
iPadを活用した図面管理では、図面情報がデータになってまとめられています。
アプリを利用すれば、大量の図面や文書をiPad内に格納できるため、簡単に検索や整理が行えるでしょう。
紙の図面は必要に応じて保管場所に取りに行く作業が発生していましたが、iPadであれば何枚でもすぐに取り出せます。
無駄な作業が減り、業務効率化につながるはずです。
複数人で同じ図面を利用できるから
iPadアプリを利用した図面管理がおすすめの理由は、複数人で同じ図面を利用できるからです。
図面は部品や資材の発注や、施工中の確認作業など、さまざまな場面で利用されます。
そのためいつでも複数人で図面を確認できるようにすれば、図面をコピーしたり誰かが使い終わるのを待つ必要もありません。
さらにリアルタイム共有やコメント機能を利用すれば、最新情報を常に確認しながら作業を進められるため、確認作業の手間が省けるでしょう。
セキュリティ体制を高められるから
iPadアプリを用いた図面管理は、セキュリティ体制を強化する点でもおすすめです。
紙の図面は、破れたり濡れたりすると再度作成する手間がかかります。
保管場所によっては誰でも閲覧できてしまうため、セキュリティ対策をしっかり行う必要があります。
図面をデータとして管理する場合は、ファイルにパスワードを設定する、利用できるユーザーを制限するなどの対策をとれば、セキュリティ体制を高めることが可能です。
紙の図面と比較して、データの紛失や漏洩のリスクが減るため、会社の信頼性を高めることができるでしょう。
iPadで図面管理を行うメリット
ここからはiPadで図面管理を行うメリットを3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
iPadだけで必要な図面管理ができる
iPadを活用すれば、図面管理が効率的に行えます。
なぜならiPadを持っているだけで、必要な図面データに簡単にアクセスでき、紙の図面を持ち歩く必要がないからです。
施工管理者は、施行中の確認作業で設計図や施工図、断面図などさまざまな図面を持っておく必要があります。
iPadは画面も見やすくかさばらないので、iPadだけで書類確認ができるようになれば、業務効率化につながるでしょう。
図面に関するメモを全員で共有できる
iPadを使った図面管理では、図面に関するメモやコメントをその場で入力したり、簡単に共有することが可能です。
リアルタイムでメモの追加や修正が行えば、打ち合わせの手間や確認作業の手間がなくなり、情報の漏れが防げます。
細かなコミュニケーションをとりながら工事が進められるため、伝達ミスや認識の違いによる施工ミスを防げるでしょう。
図面管理以外の業務ができる
iPadを使った図面管理が行えるようになれば、図面の確認作業以外の業務もできるかもしれません。
たとえばiPadにはカメラが搭載されており、アプリ内に電子小黒板の写し込み機能があれば、工事写真を撮影できます。
さらに図面以外の書類確認もできれば、現場監督として働いている間に必要書類の確認・承認作業も進められます。
施工管理者は工事現場での作業の後、事務所で書類作業を求められることで長時間残業が発生していましたが、iPadで書類確認ができれば作業時間を削減できるかもしれません。
図面管理アプリを選ぶ際の注意点3つ
図面管理アプリは機能や値段などによって、さまざまな種類があります。
自社に合った図面管理アプリを選ぶ際は、下記の3点に注意しましょう。
それぞれ詳しく説明します。
必要な機能は何かを考える
図面管理アプリを選ぶ時に考えるべきなのは、必要な機能は何かということです。
業務効率化のため、どの機能が必要かを明確にしましょう。
図面の閲覧、編集、共有、コメント機能、バージョン管理など、必要な機能をリストアップしておけば、アプリ選定の基準になるのでおすすめです。
ツールの使いやすさで選ぶ
図面管理アプリを選ぶ際は、アプリの使いやすさも確認しておきましょう。
シンプルな構造で直感的に必要な操作が分かりやすい方が、どの年代の人も利用できて良いかもしれません。
トラブルが発生した際の対処法として、アプリが提供するサポート機能の豊富さも選ぶ際の基準にしましょう。
可能であれば、商品購入前にサービスの使いやすさを試してみるのがおすすめです。
複数人で利用する際の費用を確認する
図面管理アプリを選ぶ際は、複数人で利用する際の費用を確認しましょう。
一部のアプリではユーザー数に応じて料金が発生する場合や、機能の追加料金が発生することがあります。
アプリを利用する人数や必要な機能内容を確認し、予算内で対応できる選択肢を検討しましょう。
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- 撮影箇所ごとの黒板管理
「PRODOUGU」では当記事で紹介した機能がすべて備わっており、人数無制限で利用できます。
まとめ
今回は図面管理のDX化の手段のひとつとして、iPadでできる図面管理の方法を紹介しました。
iPadなどのタブレット端末を使った図面管理ができるようになれば、施工管理者の業務負担の削減や、セキュリティ対策の向上が期待できます。
図面をデータ管理することで、複数人が並行して図面を取り扱えるようになるため、会社全体の業務効率化にもつながるでしょう。
図面管理を効率的に行いたい人は「PRODOUGU」がおすすめです。
「PRODOUGU」を導入すれば図面管理はもちろん、写真管理や電子小黒板の利用も可能です。
ツールを導入するだけで複数のiPadで利用できるため、会社に導入するだけで社員全員が利用できる点もおすすめの理由のひとつです。
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- iPadは、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。
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